活動履歴
広報委員会行政視察報告書

広報委員会 行政視察報告書
視察先:愛知県稲沢市議会
視察日程:2025年8月6日
【視察目的】
稲沢市議会における議会だよりの編集・発行に関して、特に単価設定、編集体制、使用ソフトウェア、住民参加の取り組み、および障がい者への対応状況について調査・意見交換をするため。
【調査項目と調査結果】
- 議会だよりの概要について
- 発行回数:年4回(5月、8月、11月、2月)
- ページ数:平均16ページ
- 単価:
- 令和6年度〜令和7年5月号まで:1ページあたり1.03円(ワード・エクセル使用)
- 令和7年8月号以降:1ページあたり0.9円(Adobe InDesign導入)
- 令和6年度〜令和7年5月号まで:1ページあたり1.03円(ワード・エクセル使用)
- 単価には校正・印刷費の他に、イラスト作成料(R6〜R7.5までは1点あたり1,000円)や差込み・納品に関わる費用が含まれる。Adobe InDesign導入後、イラスト作成料は不要となった。
- 編集体制とプロセス
- 議員は各自の一般質問原稿を作成。事務局が写真撮影・記事作成・校正作業を担当。
- 写真は議員自身からの提供または議事課が撮影。
- Adobe InDesign導入により、イラストや写真の配置が容易になった。
- 編集スケジュールは一般質問終了後2営業日以内に掲載項目を議事課に提出。議員と密に連携を取りながら原稿案(質問内容を中心に議員がまとめたもの)を作成。
- 委員会では掲載内容を最終確認し、構成を決定。自由形式で縛りがないため、打ち合わせ時間も短縮されている。
- 今後はレイアウトの習熟が課題。
- 住民登場企画の取り組み
- 表紙の写真撮影は事務局担当者が市内行事に参加し、住民の了承を得て撮影・掲載。
- 議会報告会・意見交換会を年に各1回開催し、参加者の写真やアンケート結果を議会だよりに掲載。
- 障がい者への対応
- 市広報誌では視覚障がい者向けに「声の広報いなざわ」を作成し、デイジーCD・カセットテープによる情報提供を実施。ボランティアが運営し、市としての費用負担はなし。
- 今後、議会だよりでも同様の障がい者対応を検討していく方針。
【視察を通じて得た成果と今後の課題】
- Adobe InDesign導入により編集の柔軟性が向上、経費削減にも成功しており、筑紫野市においても導入検討の価値がある。
- 住民とのコミュニケーション向上のため、直接取材等を含む企画の検討が必要。
- 一般質問掲載において、質問項目ごとの文字数を枠で検討することも視野に入れたい。
- Adobe導入により、見出しの色や質問背景の色付けなど視覚的改善が可能であり、市民が見やすい編集方法に感銘を受けた。筑紫野市との比較を通して改善点が明確になった。
今回2市の視察で、インタビューや学校掲示など具体的なヒントを得た。両市ともに最初の原稿案は事務局が作成していることが分かった。編集作業に時間を費やすよりも「どうすれば市民が見たい市政報告になるか」を優先し、市民との関わりを深めるため、例えば『街中取材』や学生向けの取材など、インタビュー手法の改善を進めたい。Adobe導入など稲沢市の市民視点を重視した取り組みに深く感銘を受け、今回学んだことを筑紫野市にも活かしていくことを改めて決意した。
広報委員会副委員長 春口茜
以上