活動履歴

北九州子どもの館

文教福祉常任委員会 視察報告

https://www.instagram.com/reel/DMxfkTHzlA3/?igsh=bzUyY3Rkbmh1d21l

視察場所:北九州市立子どもの館 

視察日程:2025年7月29日

【視察目的】

今期文教福祉常任委員会のテーマ『子ども館の設置』に向けて、また議会から提言書を提出していることから、子どもの居場所を設置している先進的な取り組みを行なっている自治体の取組を調査し、本市に反映させるため。

■施設の概要

【基本情報】

  • 施設名称:北九州市立子どもの館(八幡西区黒崎 COMCITY 7階)

  • 開館日:平成13年(2001年)11月16日(24年経過)

  • 設置主体:北九州市(総合的な子育て支援拠点施設)

  • 指定管理団体:NPO法人 子ども未来ネットワーク北九州

  • 指定管理期間:令和7年度~令和11年度(5年間)

  • 開館時間:10時~19時(貸館・室は一時貸切有)

  • 休館日:第1・3火曜日、12月31日~1月2日と概ね2月に2日間

【施設規模・整備費】

  • 延床面積:5,673.6㎡(鉄骨鉄筋コンクリート造)

  • 整備費用:約43億円(土地取得34億円、本体工事7.8億円、展示工事0.6億円、運営準備費0.3億円)

■設置背景

  • 中心市街地の再開発計画の一環として、子育て支援と商業施設との相乗効果を目的に設立。

  • 乳幼児から小学生を中心に子どもが安全に遊べる空間を整備し、子育て世帯の利便性を向上。

  • 子育て情報の発信拠点として、地域全体の子育て支援の活性化を狙った。

■設置目的と施設の役割

  • 子どもの豊かな感性や創造力を育むことを目的に、「遊び・体験・交流」の場を提供。

  • 子育て情報の収集・交換・発信を通じて、保護者の不安解消を図る。

  • 「一人ひとりが主人公 みんなで楽しく遊ぼう!ふれあおう!」をコンセプトに設定。

■施設構成と利用料金

【6つのコーナー】

①キッズハウス(未就学児と保護者向け):子ども50円/大人200円

②ボールプール(小学校3年生以下対象):子ども50円/大人200円(30分間)

③あそび工房(工作・ゲーム):子ども200円/大人300円

④変身スタジオ(衣装着替え・撮影):子ども200円/大人300円

⑤ふしぎ探検(江戸時代の屋敷を模した体験):子ども200円/大人300円

⑥チャレンジスポーツ(スポーツ体験):子ども200円/大人300円

  • 1日フリーパス:子ども300円、大人500円

  • 3ヶ月フリーパス(子ども1,000円、大人1,500円):登録者数386人

【その他施設】

  • 子ども一時預かり室(生後6ヶ月~小学校就学前、リフレッシュ・仕事・通院・教室参加等で利用)

  • 子どもホール(256人収容)、プレイルーム(ミニ体育館)、パーティールーム(キッチン設備有)

■職員体制

  • 職員:12名(所長1、副所長2、職員8、子どもホール担当1)

  • アテンダント:37人(令和7年4月現在)

  • ボランティア:67人登録(令和7年7月現在)

■催し物・イベント

  • 毎日催し物を開催(平日もキッズハウスにて読み聞かせ等)

  • 山本館長の野球教室(月2回)、杉山兄弟のシャボン玉ショー

  • ベビーマッサージ、親子リズム体操、パパママ救急救命教室、栄養相談会など多様な教室・講座開催

  • 連携事業としてヤクルトプレゼント、JR九州・西日本工業大学・ロボット遊びなどを実施

■入場者数

  • 令和6年度:705,036人

  • 令和5年度:653,939人

  • 令和4年度:470,280人(コロナ禍影響)

  • 開館累計:令和6年度末までに約1,375万人

  • 最大年間入場者数:平成27年度(コロナ前)818,267人

■施設運営上の課題と対策

  • 課題:ソフト面の充実・リピーター獲得、安全安心な施設管理、人材確保

  • 対策:スタッフ研修(接客・人権・ハラスメント・防犯・避難訓練)を年3~4回実施、リピーター確保のためイベント内容を常時見直し、無料体験型イベントを増加

■相談支援・地域連携

  • 常設の相談窓口はないが、イベントを通じて相談を実施

  • 子育て支援団体や民間団体、市役所(保健福祉課)との連携による情報提供や協力

  • ホームページやSNSを通じた情報発信強化

【所感】

 北九州は子どもの健全な育ちを長期的視点で支援するため、『子育て支援』『子ども真ん中』と叫ばれる以前から施設運営を通じ、地域交流や子育て環境の向上を目指していた。

また、毎日のように子どものイベントを考案していることに感銘を受けた。

近年暑さで熱中症など子どもたちが屋外で遊ぶことの危険性が高まっている。また、市民からは『子どもが遊べる場所がない』との声も伺う。

 子どもは動く範囲が広いことから、小規模のコミュニティセンターよりも、役所付近、筑紫野市の子どもが遊べる十分なスペースの『子ども館』の設置に向けて、運営手法や補助金活用、設立目的、規模などを踏まえ、子育てを未来への投資として位置づけ検討を進めていきたい。

文教福祉常任委員会

副委員長 春口あかね

以上

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