活動履歴
令和7年度に向けた予算審査
質問・注目した内容
春口あかねは、審査要項全121項目のうち26項目について質問・意見を述べ、以下のようなテーマに特に注目しました。
1. 公共施設・インフラ・公共事業
• P45 公共施設等マネジメント事業
・3月議会一般質問で詳細を取り上げ、公共施設の維持管理とコスト削減に向けた中長期的な計画の重要性を指摘。
• P46 公営住宅等長寿命化計画
・老朽化が進み、需要に対して供給が不足。耐用年数を過ぎた住宅をどう再整備するのか、支援住宅に住める場所がないことへの対応を求めた。
• P77 コミュニティセンター建設事業
・地域の拠点となる施設の建設・運営について、具体的な進捗や今後の計画を注視。
• P120 小学校エレベーター整備更新事業
・工期遅延の理由や人件費・物価高騰への対応、今後の予算見通しを確認。バリアフリー化の推進とコスト管理を課題として提起。
• P139 生涯学習センターの土地借り上げ料
・駐車場の利用台数が正確に把握されていない現状を問題視し、利用状況に応じた駐車場のあり方を再検討すべきと主張。
• P148(会館の大規模改修)
・40年経過した公共施設について、いつ・どのような形で大規模改修に着手するのか、計画の明確化を要求。
• P122 天拝山展望台リニューアル事業
・リニューアルに際し、附帯決議を踏まえつつ具体的に進めるよう主張。
2. 子育て・教育・福祉関連
• P81 拡大子ども医療費助成
・指定難病への重点支援を求める一方、その他の領域としてスポーツ振興や予防医療推進を提案。
• P85 こども食堂事業継続支援
・こども食堂を「社会的インフラ」と捉え、安定した財源確保と一般会計への組み込みを要求。世代間交流の場でもあるため、市全体での支援体制の強化を求める。
• P86 病児保育事業
・1疾患のみの受け入れ制限を課題とし、需要調査に基づいた施設増設など柔軟な対応を提案。
• P91 子育て短期支援事業
・急な入院時の予約方法が周知されていない点を指摘し、こども家庭センターへの連絡でスムーズに対応できる体制づくりを確認。
• P105 意思疎通支援事業
・聴覚障がい等に伴う通訳・要約筆記などに対する報償費の考え方(交通費増額の必要性など)を問い、支援拡充を検討。
• P110 敬老会運営費助成事業
・今後3%ずつ増加が見込まれる2000万円の事業費をどのように継続可能か問い、自治体による運営のばらつきについて問題を提起。
• P113 シルバー人材センターの女性会員数の少なさ
・肉体労働が中心であることが背景。女性が働きやすい事業の拡充を要望。
• P116 小学校医薬材料費
・生理用品の購入が可能であることを確認。学校現場での衛生用品整備を再確認。
• P127 学校別フリースクール利用数・外国人在籍数
・大野城市では補助制度があるが、筑紫野市には現状なし。令和5年度で不登校児童450名という現状をふまえ、将来的な補助や支援策を検討すべきと提起。
• P128 児童クラブ運営事業
・一人当たりの基準床面積(1.65㎡)が満たされていない実態を指摘し、利用者数増加への対応を強化する必要があると主張。
• P144 子供会リーダースクール事業
・講師が日本レクリエーション協会であることを確認。子どもたちのリーダー育成効果について質問。
3. 農業・地域振興・経済対策
• P173 農業進行(振興)施策
・水道活用直接支払いなどの制度見直しの有無を質問。農家支援の具体策を求める。
• P183 農業振興地域整備計画策定事業
・農家へ実施したアンケート(経営状況や規模拡大意向など)内容を確認し、今後の計画反映を注視。
• P159 西の都認定取り消し補正予算
・宿泊税の活用による県への財源要望や、社会資本整備総合交付金の要件となる立地適正化計画策定の予定について確認。
4. 地域経済支援・地域活性化事業
• P188 紫プロジェクト補助事業
・予算40万円でのマーケティング開発が十分可能か、費用対効果を疑問視。
• P189 地域活性化商品券補助事業
・家計負担軽減と地域経済活性化を目的とするが、実際の効果検証や仕組みの継続性を質問。
• P190 LPガス料金高騰対策事業
・64,560,000円が計上されているが、1世帯あたり3000円支給に対し、間に入るコスト(“中間マージン”)の使途や透明性を追及。
• P192 観月会来場者数増加
・昨年度比5,000人の増加を受け、さらなる集客見込みと予算増額の必要性を検討。
5. 公園・森林活用
• P163 総合公園遊具等更新事業
・遊具の老朽化や安全対策をどう進めるか確認。
• P172 森林環境譲与税の使途
・プレーパークへの活用など、幅広い使い道が可能か検討を促進。
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② 実現できたこと(成果)
春口あかねが働きかけ、実際に実現・進展が見られた主な事項は以下のとおりです。
1. P51 シティプロモーション推進(一般質問対応)
・市の魅力発信とブランディングに向けて、具体的なプロモーション施策を進める道筋を作った。
2. P60 ちくしのシティブランディング事業支援
・市内外への情報発信強化を図り、市のブランド力向上に貢献。
3. 大門高架下LED化(決算審査で実現)
・安全性や省エネルギーの観点から、照明のLED化を推進。
4. P57 自治体DX推進事業の推進(一般質問対応)
・行政手続きのデジタル化やICTの活用促進によって、住民サービスの効率化を狙う。
5. P83 児童扶養手当支給の充実(公約達成)
・ひとり親家庭への経済的支援を拡大させ、公約を果たした。
6. P84 ひとり親家庭等日常生活支援事業の拡充(ヤングケアラー支援)
・文教福祉委員会での調査を踏まえ、ヤングケアラーを含むひとり親家庭の負担軽減に寄与。
7. P95 産後ケア事業支援
・出産後の母子をサポートする体制を強化し、保健・医療・福祉の連携を促進。
8. P98 健康づくりポイント事業の予算増額
・市民の健康意識を高める取り組みに予算を拡充し、さらなる参加促進を図る。
9. 観光名所のお勧めルートの作成・発信
・市内観光資源の周遊性を高め、観光振興に寄与。
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まとめ
私、春口あかねは、公共施設や福祉・子育て・地域経済・農業振興など幅広い分野で具体的な課題提起と提案を行い、いくつもの施策を実現・前進させてきました。とりわけ、こども食堂の社会的インフラ化や不登校支援策、そして観光振興などは、将来を見据えた重要なテーマだと考えています。今後も市民の皆さまの声を受け止めながら、持続可能なまちづくりに向けて取り組んでまいります。