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子供の医療費を無償化
選挙公約にたびたび掲げられる政策の例として、「子供の医療費無償化」というものがあります。
まずもって、1つの物事には良い側面と悪い側面、メリット、デメリットがあるということ。
(メリットデメリットという言葉は個人的に好きではないですが、何かを決めるときに使う判断基準でもあるため、あえてつかいます。)
物事の良い方面ばかりみていては、落とし穴があるということを前回の記事でお伝えしたのですが、この医療費無償化も、良い方面ばかり捉えると、落とし穴があるということです。
医療費が無償になれば、当たり前のことですが薬局でお薬を買うよりも、スーパーやコンビニエンスストアでスポーツドリンクを買うよりも安くなります。
そうなると、以前は薬局などで薬を購入し、家で休んで経過を見ていた人たちも、ためらうことなく病院に診てもらいに行くでしょう。
極めて合理的な行動です。
その結果、普通のお店ならば利用客が倍増してパンクするのが当たり前です。
つまり、子供の医療費を無償化するという政策は
- 病院で受診する人たちが増える
- 診察までの待ち時間が数時間に及ぶのも珍しくなくなる
- 少ない小児科医が疲弊して医療崩壊が進む
- 本当に医療が必要な時に受診することができなくなる
という流れで現在の医療崩壊を加速させる可能性が高いのです。
それとともに無料化した分の財政赤字が膨らみ、ただでさえ約3000万程の払い損世代である子どもたちは、将来的にそのツケを【増税】という形で支払わなければならないことになります。
コロナ禍で医療が崩壊したときなにが起こったかというと
『受け入れ先がないのに多くの方が受診し医療崩壊、本当に医療が必要な方が受診できなくなったため、パンクを防ぐために外出自粛が強いられた』
災害時やパニック時ほど人は判断がおろそかになってしまいます。
とはいえ1人目だと、子どもの39℃超えの急な高熱などにびっくりして病院に行く方が大半でしょう。
誰にも相談できない→病院にかかるしかない
となってしまうわけです。
この『誰にも相談できない』ことが根本であると考えています。
本当に必要なものを選ぶとき、普段から国民一人一人がリテラシーをつけ、賢くなるしかなく、日常的に誰かと関わりを持つべきということです。
国民、市民の声を反映させるのが政治家、つまり国民レベル以上の政治にはならないということ。
あの政策はいいよね、実現したい、と思った時に、皆さんで話し合える場や、タウンミーティングの開催を考えています^ ^
筑紫野市子育て世代応援オープンチャットでは、子育てのことはもちろん、医療にまつわる話を含め、先輩お母さんの意見を聞くことができる場にしたいと思っています。
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